江村の人

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家を造る=街を創る
半世紀の経験とノウハウ

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代表取締役
江村克志

登山からまち歩きへ。
生涯を通じて楽しむ

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代表取締役
江村克志

RC住宅の可能性に惹かれて
転職までしてしまいました。

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RC事業課 課長
嘉登康志

刺激し合いともに成長、
職人歴5年目の同期の絆

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専門工事部RCチーム
入野田大成・松ヶ根渉

刺激し合いともに成長、職人歴5年目の同期の絆

二人はRC住宅「イイミラエ」の建築現場で働く型枠職人。2013年に高校新卒で入社した 同期で、学校は違うけれど同学年。学生時代はともにサッカー部所属、と何かと共通点が 多い。入社5年目、最近は現場を任せられ責任を担う立場に。次の世代の担い手として期待 が寄せられる彼らに、今思うこと、そして互いについて聞いた。





入野田大成

現場を任せられるようになって、ここがふたつめの現場です。まだまだ経験が浅いので、 心にゆとりがもてない。ついついガーッと強く言ってしまうんですよね。先輩たちは親切 で面倒見がよく、若い人が入っても優しく指導してくれたのに、いざ自分が上に立つとな かなかそうはできない。難しいですね。







江村工務店には先輩の誘いで入社しました。仕事を大変に感じたり、辞めたいと思ったこ とは一度もない。もともと負けず嫌いな性格なんです。仕事の腕や速さを磨いて、将来は 社内一の職人になりたい。









4年ほど前から、大崎市古川の「PCK大崎」というジムでキックボクシングをやっていま す。友人に誘われ趣味として始めたんですが、おととしプロテストに合格。昨年11月には 「聖域〜サンクチュアリ〜」という大会でフェザー級の東北チャンピオンになりました。 11月19日には60キロ級王座をかけて2階級上の東北チャンピオンと戦います。それに向けて 今は週6回、仕事後に2,3時間の練習を積んでいます。
目標は世界チャンピオンになること。会社もサポートしてくれていて、試合前後に休暇を くれたり、試合の応援にも駆けつけてくれます。この恩を返すためにも、仕事を頑張らな くてはと一層気合いが入ります。











松ヶ根渉

高校卒業後は漠然と、手に職を付けたい、体を動かす仕事をしたいと思っていました。実 家が金物屋をやっていて江村工務店と付き合いがあったので、親に勧められたり、自分で 調べるうちにここで働きたいと思うようになりました。ものづくりができる点が決め手で したね。先輩が江村で働いていて、知り合いがいる安心感も大きかったです。







型枠大工は体を動かすだけの仕事と思っていましたが、意外に頭を使う。計算をしたり、 図面を平げたり。高校は土木科だったのでわからないことばかりですが、少しずつ教わり ながら覚えていきました。







あさってから現場を任せられるようになります。段取りなど仕事が増えると思いますし、やっぱりプレッシャーも感じています。 将来の目標ですか?とりあえず…会社の役に立てればいいかなと。あれ、俺いまカッコい いこと言いました?











小、中、高校とサッカー部だったので、基本的に体を動かすのが好きです。冬の楽しみは スノーボード。仕事が休みごとに友人たちと滑りに行きます。地元宮城県大崎市の鬼首、 岩手の夏油などが多いですかね。昨シーズンは冬が少なかったから10回ぐらいしか行けま せんでした。今年はどれぐらい滑れるかいまから楽しみです。


入野田大成 × 松ヶ根渉

実は二人は一緒に住む仲。社会勉強をしようと入野田は1年前に一人暮らしをスタート。
その後、松ヶ根が転がり込む形で同居生活が始まった。 キックボクシングの練習に忙しく、入野田は寝に帰るようなもの。そんな中でも時間が合えば一緒に近くの温泉に出かけたり、飲みに行くこともあるという。

仲良しの二人、互いの存在は一体? 「渉に対してライバル視はない。お互いを高め合う関係だと思っている」(入野田) 「大成はもう自分の現場を持っているので自分も早く追いつきたい」(松ヶ根)

同期二人の切磋琢磨は続く。

取材・文章・写真:「わたしのかたち」編集部
http://watashinokatachi.com

RC住宅の可能性に惹かれて 転職までしてしまいました。  江村工務店  RC事業部RC事業課 課長  嘉登 康志



「対話力」と「人間力」で建築現場をまとめ上げ

RC住宅「イイミライエ」の施工管理を担当しています。予算や工程管理、資材発注、業者への対応や調整など、建築現場に関する一通りを管理・監督するのが役目です。時には職人と一緒に作業することもあります。(本当は監督業に専念しなくちゃいけないんですけれどね_苦笑)。現場作業が好きなこともありますし、現場・職人サイドの人間でいたいとの思いもあるから。現場で共に汗を流しながら、職人たちの本音をくみ取る。現場の苦労がわからなければ、無理のない確実な工程表は作れないと思っています。







そして最終的には、「人対人」のつながり、コミュニケーションが一番大事だと思っています。「おはようございます」「お疲れさまです」といった挨拶に始まり、休憩中の雑談もできなくちゃだめ。わからないことは、現場の職人に教わるのが一番早いし確か。現場で職人に様々なことを学んできました。自分よりかなり年上の職人と毎日接しているせいか、同級生には『おまえ、訛りすぎ』ってからかわれます(笑)。





RC住宅を宮城、東北にも広めたい。

実は江村工務店に入社して、まだ1年半ほどです。高校を卒業してすぐ地元の建設会社に入り、約16年間、現場監督の経験を積みました。住宅をはじめ学校、店舗、病院などあらゆるものを建てましたね。






転職のきっかけは、何かに特化した仕事をしたい、との思いから。長年、型枠大工工事を進めてきた江村工務店がRC住宅事業を新たに始めると聞き、興味をもちました。新たな挑戦にかける、社長の熱量にも惹かれました。自分たちで家を造り、価格を決め、お客さまに売る。これまで経験のないことです。自分たちでゼロから作り上げる作業は楽しく、とてもやりがいを感じています。全国的に見て、ほかの地域と比べると宮城県はRC住宅がまだまだ浸透していません。今、県内でRC住宅を建売しているところは弊社のみ。先駆的な存在として、いずれは東北、東日本№1を目指したいですね。

オフは息子との時間。
マイホームはもちろんRCで建てたい。

趣味は「仕事」。仕事が大好きな企業戦士なので(笑)。休みの日は?と聞かれてもね…。以前はゴルフをしたり、地元の仲間と草野球やフットサルを楽しんだりもしていましたが、今は趣味といえるものがないんですよね。







しいてあげれば、3歳の息子と遊ぶことですかね。息子、自分にそっくりなんですよ、ヘラヘラしてて(笑)。今、アンパンマンに夢中なので、休日はアンパンマンミュージアムに連れて行ったりしています。






 
マイホームはもちろんRCで建てたいです。品質の良さは間違いないですからね。特に気密性、断熱性の良さは木造とは段違い。お客さまからも、「冬もとても温かい」と満足していただいています。
「RC住宅=富裕層向け、ハイグレード」といったイメージが強く、どこか特別なものという印象を持たれがち。一般的な木造住宅と変わらない間取りやデザイン。それに、丈夫さや税金面でのメリットなどRC住宅ならではのよさを併せもつ、長い目で見ると「お得」な住まい、という点を広く知っていただきたいですね。自分と同世代の20代、30代前半のごくごく普通のファミリーに選んでいただけるよう、アピールしていきたいです。




インタビューを終えて…
現場の人気者に違いない、そう自然と思わせる人懐っこい笑顔が印象的でした。「仕事大好き人間」。そのルーツは、ものづくりや大工さん、職人さんが大好きな幼少期にさかのぼるそう。これまで携わった建物は数知れず。やっぱり住宅は一番、気持ちが入ると言います。「家族の歴史がそこで生まれるから」。

取材・文章・写真:「わたしのかたち」編集部
http://watashinokatachi.com



オフィスの壁に飾られた一枚の写真。険しくも、どこか神々しいその姿。江村社長の撮影だそうです。






ロッククライミングに熱中した20

若いころは登山をしていました。剣岳、谷川岳など国内の主要な山は登りましたね。海外で登ったのは唯一、ヒマラヤの7,300メートル級の山。1986年、30歳でした。日本を出国して約2カ月後に山頂へたどり着きました。
登山は学生時代に上高地に登ったのが初めて。井上靖の小説『氷壁』の舞台となった山小屋「徳澤園」から穂高を見渡す描写が印象的で、「自分も見てみたい」と思ったのがきっかけです。大学卒業後、ロッククライミングをやるため に、東北でもトップレベルだった仙台山岳会に入り、会長までやりました。



年に一度、テーマのある旅

最近は登山というより、もっぱらハイキングですね。近所の同世代の仲間と「おじさん3人旅」を楽しんでいます。「自然が美しいところ」「古い建物・まち」をテーマに私が行き先を決めます。年1度、2日3泊の旅。今年は尾瀬や新潟・村 上方面を回りました。
途中、長岡市も経由したんですが、市役所がとても良かった。隈研吾氏の設計で、土間があったり、美術館のフロアがあったり。とにかく市役所らしくないんです。見学者も多く、注目されているからでしょうか、そこで働く職員も非常にきびきび、生き生きとされていました。






登山、旅、まち...興味は一本の筋になって今につながる

あちこちへ行って思うのは、魅力的なまちには、魅力的な人がいるということ。 わたし自身も地元のまちづくりに携わっているので学びも多い。おじさん旅は趣味と実益を兼ねていますね。
山登りを始めたのは18歳。古いまちに興味をもったのもその頃です。思えば、あの頃から変わっていなんですよね。弊社の新卒の新入社員によくいうんです。「今、好きなことをやるといい」と。生涯を通じて楽しめるモノやコトを見つ けられる時期なのだから。




インタビューを終えて...
「最近は仕事ばっかりで、話すことないよ」
最初は戸惑いぎみだった江村社長。話題が進むと、さまざまな表情が次々と見えてきました。ヒマラヤ登山に挑んだころ、将来に不安があったそうです。登頂に成功したことが、迷いを吹っ切り仕事に臨む覚悟を決めたきっかけになりました。人に歴史ありですね。

家を造る=街を創る

くり手を知れば、建物の姿も見えてくる。
江村工務店の「ヒトたち」に探るインタビュー。
まずは社長・江村克志が、コンクリート(RC)住宅に対する思いや可能性をお伝えします。



半世紀の経験とノウハウ、家づくりに生かす。

江村工務店は半世紀にわたり、マンションやビルといった鉄筋コンクリート(RC)建築物の型枠大工工事施工と四半世紀、建築の施工管理をメインにしてきました。
「型枠」。聞きなじみの薄い言葉かもしれませんが、簡単にいえば、合板などで枠を作り、コンクリートを流し込めるようにする工事。基本となる“箱”をつくる、RC建物には欠かせないものです。培ったノウハウを生かし、江村工務店が新たに取り組むのがRCの分譲住宅「イイミライエ」です。




「コンクリートは住宅=高い」は変えられる。

2015年に宮城県内で建てられた新築戸建のうち、RC住宅の占める割合はわずか0.2%。1000戸中2戸の計算です。どうして普及が進んでいないのか。その理由は「RC住宅=高い」というイメージにあります。実際に、これまでのRC住宅は高額でした。そんな中、わたしたちは木造住宅とさほど変わらない価格で提供することができます。長年のRC建築の経験で培ったノウハウを持ち、コンクリートの特性を知り尽くす型枠職人、施工管理者がいるからです。そして何より、「RC住宅を普及させたい」という思いが一番。RC住宅は注文住宅が一般的でしたが、コストが低めの分譲・建売というスタイルを選んだのもそのためです。

創りたいのは、新たなまちの風景とコミュニティー。

RC住宅の割合が1%でも2%にもなれば、街並みが変わります。例えば、フランスのアルザス。黄色や赤色のカラフルな家が並び、美しい街の風景を創っていますよね。RC住宅が建ち並び一つのコミュニティーができれば、これまでにない街の景色が生まれるはず。夢物語といわれるかもしれませんが、京都の町屋のような街並みをRC住宅で創れたらいいなと思うんですよね。きれいでしょうね。
ソフト面にもいえます。「3階建て」「屋上緑地」が可能なRC住宅は、コンパクトな土地、例えば20坪程度にも建てることができます。1棟しか建てられなかった土地に2棟建てられる。つまり住む人が増えるということですね。土地代を抑えられるため、郊外に流れていた子育て世代をまちなかに呼び込むこともできます。若い家族や子どもたちがまちに増えれば、地域のコミュニティーも変わるはず。まちの再生も期待できます。



RC住宅は地産地消の家。職人に夢も与える。

江村工務店のRC住宅は、職人が一から現場で作る“手づくり”の家です。型枠に流し込む生コンは時間が経つと固まってしまうため、長時間の運搬ができません。せいぜい1時間ほどの距離が精一杯です。つまり、RC住宅の建築に携わるのは“地元”。RC住宅は「地産地消の家づくり」といえます。
江村工務店がRC住宅の普及に取り組む理由。その一つに「職人を育てたい」という思いがあります。木造大工にしても型枠大工(職人)にしても高齢化は深刻です。江村工務店でも型枠職人の平均年齢は40代後半。このままでは10年後には職人がいなくなってしまう。型枠だけの単一の職人ではなく、昔の大工の棟梁のようないくつかの工事を一人でこなせる「多能工職人」の養成も進めていきたい。
江村工務店は今年、6人の新卒社員(高卒5人、大卒1人)を迎えました。この地域では多い数です。皆、仕事に希望を抱いて入社してくれました。定期的に勉強会も開き、「一人前」になるべくサポートもしています。RC住宅を広めることで、職人たちにやりがいと誇りを与えたい。職人の地位を上げ、夢や憧れを抱く仕事にしていきたい。それが願いです。







インタビューを終えて…
もともと型枠職人だった江村社長。職人を思う気持ちは人一倍です。新入社員への勉強会も江村社長が自ら指導に当たるそうです。
「地産地消」「手づくり」といったワード、RC住宅を通して家単体ではなく町並みやコミュニティーの未来までを思い描く。どこか無機質に感じていたコンクリートの家に温かな血が通った、そんな印象を覚えるインタビューとなりました。次回は、仕事以外の江村社長の「オフの顔」に迫ります。

江村克志ブログ:加護坊山麓たより・町づくり
http://plaza.rakuten.co.jp/emurakoumuten/


取材・文章・写真:「わたしのかたち」編集部
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